PostfixのIPv4/IPv6プロトコル指定
概要
PostfixのIPv4/IPv6プロトコル指定方法を記載します。
今回はIPv4のみ有効にする方法となります。
指定するためにはパラメータ「inet_protocols」の設定値を変更する必要があります。
デフォルト設定では「all」(IPv4/IPv6許可)ですが、起動環境でIPv6を無効にしている場合はIPv4のみ有効と設定しなければなりません。
環境
OS | RHEL7.5 |
MTA | postfix-2.10.1-6.el7.x86_64 |
構築の流れ
- 設定ファイルの編集(/etc/postfix/main.cf)
- サービス再起動
設定方法
[1] 設定ファイルの編集(/etc/postfix/main.cf)
いずれかの設定値に変更して保存します。
今回は例として、デフォルト設定からIPv4のみ許可に変更します。
・デフォルト設定(IPv4/IPv6ともに許可)
inet_protocols = all
・IPv4のみ許可
inet_protocols = ipv4
・IPv6のみ許可
inet_protocols = ipv6
[2] サービス再起動
- LISTEN状況確認
# ss -natu | grep :25
tcp LISTEN 0 100 *:25 *:*
tcp LISTEN 0 100 :::25 :::*
1行目がIPv4の25番ポート、2行目がIPv6の25番ポートがLISTEN状態なことを示しています。
- サービス再起動
# systemctl restart postfix
- LISTEN状況確認
# ss -natu | grep :25
tcp LISTEN 0 100 *:25 *:*
IPv4のみLISTENされていることが確認出来ます。
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