【ワーケーション】北海道鷹栖町
ワーケーションへの取り組み
働きやすい職場づくり
既に全社員がテレワークを実施しているコンバージョンですが、通勤しなくてよくなったというメリットがある一方で、平日5日間の日中を基本的には自宅(またはその他仕事部屋)でPCと向き合って仕事をしています。
数日間外に出ずに生活することも可能で、私も外に出るのは徒歩1分で行けるジムのみ、運動もそこでの1時間のトレーニング(歩くだけ)のみ、ということがあります。日の光を浴びません。
とっても楽なのですが、この生活を続けることに不安もあります。
新卒で入った会社は3年間、毎日外回りでひたすら歩いていて、毎日のように会社の人と飲みに行き、同じ寮に住む同期や先輩たちと助け合って(ただ助けられて)生活していました。
平日は仕事をこなして寝るだけ、という生活が可能になった今、逆に、明るく元気に仕事を楽しむためには心身の健康を保ち、促進するべく、対策をとる必要があります。
新規事業の立案 -テレワークの課題-
昨年から、新規事業を立案するための部署を設け、検討を進めてきました。
その中で、まずは自社で実施したものをそのノウハウを活かし、お客様に提案していくのが良いのでは、という話が上がりました。
全社員テレワークはまだ取り入れている企業が少なく、移行したいとは思っているがなかなか難しいという声も聞きます。
コンバージョンも、全社員テレワークを導入してから2年が経過しましたが、私を含め、新入社員が突然放り込まれるにはコミュニケーションの問題が多くあります。
例えば、これまで当たり前だった社内での雑談が見られなくなることで、自分以外の社員同士の関係性が見えづらく、人となりの把握に苦労します。
また、基本的に社内のコミュニケーションは音声かチャットのみで顔を見る機会がほぼないので、顔を覚えるのに苦労します(覚えなくてもコミュニケーションは取れるのですが)。
各自の業務の状況の把握も難しいため、コンバージョンでは毎日終礼を行っています。
そこで残業も確認し、ある人に業務が集中して大変そうだな、というのがわかると、手の空いている他の人がヘルプに入ることもあります。
オフィスがないため会社の雰囲気もつかみづらく、帰属意識が薄れてしまい、職種によってはスキルを身につけたらすぐに巣立っていってしまうリスクも高まるかもしれません。
テレワークへの完全移行やその中での新入社員の受け入れ、教育等、実際に自社で経験してみて初めてわかる課題もありますので、経験をもとに、お客様に提案していけるようサービスを整えていきたいと考えています。
テレワークといっても課題は様々ありますが、今回、働き方の提案としてワーケーションにも取り組んでいきたいね、ということで、制度作りからスタートすることになり、筆者が企画、実行することになりました。
行先は、旭川で検討を始めました。
昨年一人旅で訪れていて、また行きたいと思っていたからです。
北海道 鷹栖町の魅力
ワーケーションの手厚い支援
今回私は旭川周辺の市町による企業立地セミナーというものにオンラインで参加し、鷹栖町の存在を知りました。
各市町からそれぞれ魅力の発表がありましたが、初めてワーケーションに取り組むにあたり、「オーダーメイドのワーケーションプラン」をアピールされていた鷹栖町にコンタクトを取りました。
3月初旬以降、打ち合わせを行っていたのですが、丁寧に要望を聞いてくださり、たくさん提案していただきました。
スケジュール
2日間の有給休暇、2日間平日、土曜日の計5日間の滞在でした。
有給休暇中は旭川や富良野観光を楽しみ、平日2日間は鷹栖町で始業~就業までリモートワークと町のぐるっとツアーをしていただきました。
土曜日は鷹栖町にて、後半で紹介しているモノづくり体験をして、休暇と稼働日を組み合わせて5日間滞在しました。
宿泊施設がない
事前の打ち合わせで聞いてちょっとびっくりしましたが、観光客があまり歩いていないこともあり静かで、普段都会で生活をしている人にぜひ味わってほしい心地よさがあります。私は旭川駅前のホテルから2日間通ったのですが、路線バスで30分ほどで鷹栖町に到着します。車だと20分ほどです。
首都圏の通勤時間は平均50分で、満員電車でストレスのある通勤とは真逆です。本数が少なく、高校生がいましたが、空いていました。
人と人とのつながり
今回鷹栖町でワーケーションをするにあたり、役場の笠原様に諸々要望をお伝えし、仕事をする場所や観光の様々なご提案をいただきました。
また、プランニングに関しては移住者の佐藤様ご夫妻をご紹介いただき、ご提案のみでなく、予約の手配もしていただき、大変な思いをすることなく実施することができました。
豊かな自然
パレットヒルズ
広大な土地のイメージだけは持っていたのですが、実際に行ってみるとイメージをはるかに超えた広大さでした。整備されていてすごくきれいで、テントを張ってキャンプしている方がいたり、パークゴルフを楽しんでいる方がいたり。ライトアップがあるそうなので、桜の季節にまた行きたいですね。そして野外でミーティングしたいです。頭が疲れたら、パークゴルフを楽しみたいです。
旭川の隣の東川町に移住した知り合いの方も、パレットヒルズはよくキャンプで利用するとおっしゃっていました。
モノづくり体験
休日に陶芸体験、アクセサリー作りをしてきました。
【陶芸体験】風神釜
粘土を使って食器など、自分の好きなものを作り、後日焼いたものを郵送していただけます(約1カ月)。
プロの職人さんが形を作っていくのを見ているとあっという間なのですが、いざやってみると全然進まず、でも筋肉はもう働けない、と訴えてきます。かなり助けていただいたのに、しっかり筋肉痛になりました。
【アクセサリー作り】sonamo
寄木細工で作られたパーツから好きな柄のものを選び、小物を作ることができます。
私はイヤリングを作りました。金具が通るようにやすりで削って角を取り、表面にオイルを塗っていきます。
パーツを見るだけでも美しくて楽しいのですが、それを自分の裁量で削っていき、丸みを帯びた形にするもよし、角を残したままでもよし、と、好きなように仕上げられます。
アクセサリーを作るだけでなく、すでに作られているものも並んでいるのでそれを眺めるのも楽しいです。
今後について
新しい働き方への好奇心と取り組みが活発な弊社はこれを機にワーケーション制度を整備し、全社員に展開します。
まずは年に一度のリフレッシュの機会にできればと考えています。
Special Thanks
ワーケーションの実施にあたり大変お世話になった鷹栖町役場の笠原様と移住者の佐藤様からメッセージをいただきました。
鷹栖町 笠原様(写真左)
鷹栖町は、北海道第二の都市旭川市に隣接しており北海道のほぼ中央に位置しています。基幹産業は、米やトマト、付加価値の高いきゅうりなどの農業です。
トマトジュース「オオカミの桃」が特産品の鷹栖町は、中心部から旭川駅まで車で25分、旭川空港から50分という利便性の高さと、それでいて豊かな自然に囲まれた環境が魅力的なまちです。
今回は、鷹栖町の単独で初めて(株)コンバーション様をワーケーションとして受け入れさせていただきました。ものづくりが好きだという(株)コンバーション様のご希望に沿ったプランを地元の観光関連事業者に協力いただきながらオーダーメイドで作成。あっという間の5日間を終え「景色や気候がすごく快適で仕事がはかどりました」と感想もいただき、我々の心もあっ「たかす」でした。
様々な企業様と関わりをもてるワーケーションの取り組みが、鷹栖町に新しい風を吹かせてくれるのではないかと期待しています。北海道鷹栖町へのご来町をお待ちしております。
株式会社Triventure 佐藤様ご夫妻
もともと北海道の自然環境に惹かれて移住してきましたが、移住後ますます魅力的な場所があることに気がつきました。もっと北海道の魅力を知ってほしい、雄大な大自然を体験する人を増やしたい。自分たちの強みも存分に生かせ、同業他社が参入していない領域と考え、旭川近郊のみを扱う旅行会社を起業しました。主にアウトドアアクティビティツアーやウェディングツアーを実施しています。
鷹栖町は自然が多く、のんびりとした町ですが、旭川市との距離感がちょうど良く(車で20分前後)、不便なく生活できます。私たちは、自宅から大雪山系の山々が一望できるところが特に気に入っています。
<プロフィール>
佐藤健作
1988年新潟県出身。
高校卒業後、社会人2年を経て、東京消防庁に入庁し8年間勤務。
28歳で退職後、都内にある不動産価値向上をおこなう、コンサルタント会社で勤務。
2021年からトレイルランニング大会運営会社から北海道事務局として業務委託。
プライベートではトライアスロンに取り組み、2019年イタリアにてアイアンマンレース完走。
2021年2月に北海道へ移住。同12月株式会社Triventure設立
佐藤志乙里
1987年富山県出身。
金沢大学卒業後、東京にて看護師として勤務。
学生時代のアルバイト経験からウェディングプランナーの道を考えるようになり、一念発起してウェディングプランナーに転職。
アシスタント時代も含め、ウェディングだけでなく、企業の周年パーティーや行政と共に移住促進イベントの企画・運営も経験。
2021年2月に北海道へ移住。同年10月に国内旅行取扱管理者資格取得。同12月株式会社Triventure設立
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